29歳の時、会社の健康診断で「婦人科検診」を初体験。
「一体どんな感じなんだろう?」くらいの気持ちで受診をしました。
今回は、初めての子宮がん検診で私が高度異形成と診断された時のことをお話ししたいと思います。
初めての子宮がん検診。一体何をして、どんな結果がでるのか?
子宮がん検診を受けるのは初めて。
漫画やテレビで見たことのある、台にのってちょっといじる程度のものなのかな、と想像していました。
案の定綿棒でちょいちょい、とされるくらいで健康診断は終了。
痛くなくてよかった…と一安心しました。
2週間後、検診結果が自宅に届き「まぁどうせ何にもないでしょ」と余裕で中身を開くと
ふんふん…コレステロールB判定(^^;
乳腺エコー、マンモグラフィA判定…よかったあ~。
子宮がん検診D判定 受診してご相談ください
ん…?
おや?
D判定。
まさか引っかかるとは思わず、目が点に。
でもまぁそういうこともあるでしょ。前X線も再検査で問題なかったしな~と余裕で再度検査を受けることに。
再検査を受けて結果に衝撃
「ちょっと中を削って細胞をとるから、痛いかもしれませんよー」
この間の検査とは違うのか…と思いつつ。じんわ~りとした痛み。
じんじんと後から痛くなり、こんな検査もう受けたくないなぁと少し嫌な気持ちで病院を後にしました。
2週間後、結果を聞きに行くと衝撃の言葉が。
「サエコロさんの子宮の入り口は今、高度異形成という一部癌化している状態です。」
…
…
…
が、がん…?
何も知識のない私は癌、というフレーズで頭が真っ白になりそこから先生の話はあまり入ってこず。
ボーっとしている私を見かねて先生が
「まぁね。今見つかってよかったよ。あと1、2年遅かったら子宮頸がんになっていたかもしれないし、とにかく早めに手術しましょう」
と淡々と資料を準備。
その淡々とした態度のおかげで、今の時点では子宮頸がんではないのか、手術でなんとかなるんだ、と我に返ることができました。
ということで予定日を決めて採血して帰ることに。
母にラインで報告したところすぐに電話がかかってきて、説明しているうちに病院の椅子で泣いてしまいました。
異形成、子宮頸がんはどうして起こるのか?
そもそも異形成、子宮頸がんになった原因はどういうことが考えられるのか?
それは殆どの場合が性交渉によって感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)とされており、
なんと性交渉を経験している女性の8割が一度は感染しているウイルスだそうです。
じゃあ8割の人は異形成になるの??経験人数が多いと子宮頸がんになるの?と言うとそうではありません。
性交渉があれば感染はするもの、ただ問題はそのウイルスをやっつけれるかどうかなんです。
そしてその戦闘力=免疫力だそうです。
子宮頸がんになるまで段階があり
軽度異形成 → 中度異形成 → 高度異形成 → 上皮内がん → 浸潤がん(子宮頸がん)
と深化していきます。
軽度~中度までは免疫によってウイルスが自然消滅することがあるそうです
が、そこで免疫がウイルスに負けてしまった状態が高度異形成、更に進行して癌化が子宮内部にまで及ぶ浸潤がんとなって行きます。
私は当時仕事に追われていて不規則な生活、乱れた食生活、4時間睡眠などを数年続けていました。
更には忙しいお店に転勤したばかりで精神的余裕もなく、人間関係の構築にもストレスを感じている所で、頻繁に風邪をひいたり自律神経失調症と診断されたり、免疫力の低下は粛々と感じていました。
高度異形成と診断されるまでの体の異変、兆候は?
なーーーんにもありませんでした!!
生理順調、不正出血なし、痛みもなし、何にも不安なことがなかったからこそ、検査の時も大丈夫でしょ~~と呑気な気持ちでいました。
人によっては不正出血があり、検査に行くという流れもあるようなのですが
私は会社の健康診断がなければ絶対に気が付かなかったと思います。
私の場合少なくとも見つかる1、2年前には感染していただろうとのことでした。
そしてもしそれ以上発見が遅れていたら、息子に出会えることはなかったでしょう。
20代の頃からちゃんと検査をしていれば、少しは生活習慣も見直したり仕事でも無理することはなく手術する必要もなかったかも、と思うと
すべての女性に受けて頂きたいくらいです。
自治体によって20歳以上の女性は無料だったり数百円で受診できる機会もあると思いますので
ぜひ機会がありましたら一度は検査をしてみてくださいね!
次回は手術した時のお話をさせて頂きます(^^)/
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